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掃部長者の妻

胆沢扇状地の伝説(その3)

掃部長者の妻

その昔、胆沢に慈悲深い長者がいた。しかしその女房は欲深く、やがて大蛇となって夫や子供を喰い、屋敷に火をかけ、止々井沼(とどいぬま)に住みついて、若い娘の生贄を求めてあばれた。何度目かの生贄に、肥前の「さよ姫」が、郡司の娘の身代わりとなる。しかし、観音信仰のあつい娘の前に、長者の女房であった大蛇は退治されてしまうといった話の筋である。
「安永風土記」には、長者の屋敷跡から「焼米(炭化米)」が出るとあり、昭和33年(1958)岩手大学板橋教授らによって発掘調査も行われている。
しかし、炭化米が数カ所で発見された以外、建物跡などを証明する遺跡なども発見されず、宗教的な面からも、これまでの歴史的な戦役関係とも特定できず、謎に包まれたままとなった。
一般的には「大蛇伝説」は、河川の氾濫と深い関係があるといわれるが、この物語りの舞台も、北上川、胆沢川、扇状地段丘の低位部と、いずれも、湿地、沼、河川、稲作との縁が深い場所となっており興味深い。