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令和元年度
水土里の皆廊 水利歴史遺産「葦名堰」の一般公開が行われました
2019-09-05
令和元年9月5日(木)、“水土里の皆廊”の施設の1つである水利歴史遺産「葦名堰」にて随道の一般公開が行われました。
「葦名堰」は全長24kmにも及び、穴堰と平堰を組み合わせた高度な技術を駆使し、衣川から胆沢二ノ台地域まで農業用水を供給するために開削された水路で、約80haの水田を受益地として昭和40年代まで使用されていました。
当日は、専修大学経済学部の学生30名が参加し、専攻している「福祉と環境」をテーマにボランティアによる地域課題解決の研究の一環として、「葦名堰」を視察しました。
随道内を見学した学生は、「簡単な洞窟だと思っていたが、泥が20㎝ほど堆積していて歩くのがハードだった。維持管理は地元の保存会だけでなく、ボランティアを活用した保全を行うと良いのではないか。随道内は当時の雰囲気が残されており歴史を感じる。先人達の功績と高度な技術を後世に伝承するため、そして観光資源としても活用できるので、永続的に保全すべき遺産である」と感激している様子でした。
水土里の皆廊のコースとして、地域の方々と胆沢平野土地改良区、また今回のようなボランティアと活動を行うことで水利歴史遺産を維持保全し、その魅力を再認識する。このことが地域の活性化につながる一助となることを信じ、これからも水土里の皆廊を推進してまいります。